闘え!父ちゃん!

双子怪獣、年子怪獣との格闘の日々+α

末期癌の患者様からの言葉

看護師として出会った人々

 

看護師としてはたらき10年が経ちました

 

闘病を終え、笑顔で退院される患者様

治療が上手くいかず落ち込む患者様

病院で人生の最後を迎える患者様

100歳を超えて「いつ死んでも悔いなし!」

と大笑いするご老人

不慮の事故で亡くなった高校生

赤ちゃんを抱え、嬉しそうなお母さん

 

書き出せば切りがありませんが

おそらく数千人の患者様と関わってきました

今回は現在関わりのある患者様のお話です

 

末期癌と闘病中の患者様

 

30代女性の患者様

実母、旦那様、2人のお子様が面会人

医師より余命は年内くらいと言われています

 

入院当初は闘病中なのかと思うほど元気で

誰に対しても笑顔でお話をしてくれました

「家で家族と過ごしたい」

と希望があり、体調が良い時は

外泊をして残された時間を過ごしました

 

しかしここ数日であっという間に悪化

入院当初の笑顔は消えました

痛みがひどく、何度も痛み止めを使います

「子どもに会いたいです」

と始めは言っていましたが

痛みが増えたこともあり、最近では

「もういいです、早く楽になりたい」

と言うようになりました

 

末期癌の患者様からの言葉

 

その日は自分が患者様の担当であり

病室を伺いました

同じ30代であり、以前から

家族のことや趣味などをお話していました

今はそんな話をする余裕も無くなりましたが

身体のケアをしている中で、ふと患者様が

お話を始めました

 

○○さん、私はもう家に帰れませんが

本当はもう少し家で過ごしたかったです

先生に余命を言われて、覚悟しましたが

やっぱりやりたいことって無くなりませんよね

○○さんは元気なうちに

やりたいことやっておいてくださいね

お願いします

 

 

死を間近に控えた患者様からの言葉

言葉の重さを実感する

もちろん10年の間に何度も実感した場面はある

でも同じ30代、同じ親としての立場

身体のつらさは分かってあげられないけど

心のつらさは手にとるように分かる

やりたいことがたくさんあるし

子どもの成長も見守りたいし

ずっと一緒に家族みんなで居たい

 

本当ならそう言いたいと思う

でも言わないのでしょう、、、

覆せない現実をリアルに感じてしまうから

 

 

「ありがとうございます」

その言葉しか返答できませんでした

 

看護師として、人として出来る事

 

世の中、幸せなことはたくさんあります

ただ、このようなつらいこともたくさんあります

 

 

ご飯を食べている時間

趣味を楽しむ時間

子どもやパートナーと過ごす時間

何気ない時間

 

その時間に価値を感じていますか?

 

 

自分にはまだまだ時間がある

 

 

そうだとは言えません

人生何があるか分かりません

 

 

何事もなく過ごせる時間を

当たり前に思わないでください

 

お願いします

 

人として、患者様の想いを受けとりました

看護師としてできること

患者様の想いを1人でも多くの方に

伝えるということ

 

もし、明日死ぬと言われたら?

皆様どうされますか?

今一度過ごす時間の価値を考えてみて下さい

よろしくお願いします

 

終わり